男女いっしょは小さいうちだけ! 今こそ銭湯に行ってみよう

きょうだい連れて今日はどこ行く!? Vol.7

子どもたちがお休みの週末、夫は仕事できまって不在! 男女のきょうだいが楽しめて、出不精でぐうたらなママが少しでもラクできるおでかけ先を探し求めて……いや、本当は家にいたいんですけれどね。

壁にはお約束の富士山のペンキ画が!

旅行となれば必ず温泉のあるところを選ぶせいか、温泉が好きな子どもたち。
温泉の効能なんかはよくわかっていないので、いつもとは違う大きなお風呂が魅力的なのでしょう。
だったら、銭湯でもいいのでは?
というわけで、今回のおでかけ先は昔ながらの銭湯。実は、一度行ってみたかったのです。

ひと昔前だったらシンボルになっていたであろう煙突も、建物の高層化が進んだ今では目にすることも少ないような気がします。それでも、東京都内では今でも650軒ほどの銭湯が営業しているのだとか。

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でかけたのは吉祥寺の「弁天湯」。
「え? こんなところに銭湯?」と、雑貨屋やカフェなどを求めて散策する人々が覗きこむ光景も見られます。

のれんをくぐって靴を脱ぐと、ロビーにフロントがありました。
銭湯といえば男女の脱衣所が見渡せる番台というイメージがあったので、これにはひと安心。昔の歌にある若いふたりが通ったという銭湯にもロビーがあれば、洗った髪が冷たくなることもなかっただろうに…なんて、銭湯のレトロさゆえか、そんなことに思いを馳せたりして。

浴室に入ると、まず確認したのが壁のペンキ画。
「本当に富士山の絵が描いてあるんだ!」と、銭湯のイメージ通りでうれしくなります。
広い浴室には、普通のお風呂のほか、ジェットバスや電気風呂、寝風呂、薬湯風呂などがありました。
体を洗ってから湯船に入ると、子どもたちには少し熱かった様子。
そんな様子を見たほかのお客さんが「少しぬるくしてあげるわよ~」と言って、蛇口をひねってお湯をうめてくれたので、子どもたちも大きいお風呂を堪能できました。


息子と一緒にお風呂に入れるのは、長い子育てのほんのわずかな時間

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お風呂あがりにはやっぱりコーヒー牛乳!
グビグビと飲んだあと、フロントの方に「おりこうさんでお風呂に入ってくれたから」と、子どもたちにお菓子をいただきました。浴室内で親切にしてくれたお客さんといい、銭湯のスタッフの方といい、子ども連れを歓迎してくれている気持ちが伝わってくるのがうれしいものです。

今は毎日ふたりで自宅でのお風呂タイムを楽しんでいる娘と息子。
しかし、別々にお風呂に入るようになるのもそう遠くない未来のことでしょう。これは、母と息子もしかり。
東京都の条例では銭湯で「10歳以上の男女を混浴させないこと」となっていますが、きっとそれを待たずして息子は女湯に入らなくなるでしょう。タイムリミットは小学校入学までかなと考えています。
いっしょにお風呂に入るのも、長い子育ての中でもほんのわずかな時間。銭湯の大きな湯船に母子3人いっしょに浸かる何気ない時間がいとおしくなってきます。
そんな母の気持ちを知ってか知らずか、子どもたちも銭湯通いが気に入ったよう。また行こうよと催促されて、1ヵ月に3回も行きました。
季節ごとにゆず湯やしょうぶ湯、バラの花びらを浮かべたバラ風呂などがあるそうなので、何度通っても楽しめそうです。
備え付けのリンスインシャンプーとボディソープや有料ですが貸しタオルもあるので、思いついたら手ぶらで行くこともできそう。

これから暑くなる季節。
たくさん外で遊んだあとはひとっ風呂浴びて帰る、というのも楽しいおでかけの締めくくりになりそうです。


(文:河野能子)


<弁天湯>
住所:東京都吉祥寺本町2−27−13
営業時間:15:40~23:00
休業日:木曜日
料金:大人460円、中人(6歳以上12歳未満)180円、小人(6歳未満)80円

ライタープロフィール

河野能子
7歳の女の子と4歳の男の子の母親。会社員時代、「好きなことを仕事にしたい! しかも、通勤せずに仕事がしたい!」と一念発起。転職して会社勤めのライターを経験したのち、めでたくフリーのライターに。念願はかなったものの、外出しないことによる女子力の低下が目下の悩みです。