本物の音に触れよう♪ 親子でクラシックコンサート

きょうだい連れて今日はどこ行く!? Vol.3

子どもたちがお休みの週末、夫は仕事できまって不在! 出不精でぐうたらなママと男女のきょうだいが楽しめるおでかけ先を探し求めて…いや、本当は家にいたいんですけれどね。

「赤ちゃんが産まれる前に、ミュージカルを見たり、クラシックコンサートやオペラの鑑賞に行っておけばよかった…!」
娘を出産したあと、こんなふうに後悔したことがありました。
…クラシックなんて、一度も鑑賞したことないんですけどね。
赤ちゃんや子ども連れでは行けないと思うと、余計に行きたくなってしまったりしませんか?

今回のおでかけ先は、子ども連れで行けるクラシックコンサート『音楽の絵本』です。
演奏するのは、ライオンやトラ、ウサギなどの動物たち(の着ぐるみ)。
絵とストーリーをいっしょに楽しめる絵本のように、動物たちが演奏するステージといっしょに音楽を楽しめるから『音楽の絵本』というそうです。
また、このコンサートは、子どもだけではなくて親だって主役。
公式サイトによると、『私たちがこのコンサートで実現したいと考えているシーンは、子どもの喜ぶ様子を見て目を細める親の姿ではなく、子どもがうれしくて親の顔を見上げたとき、親も自分と同じように感動しているといったシーン』ですって。
このコンセプトがまたいいじゃありませんか。
子どもにつきあうのではなく、親もいっしょに楽しめたら言うことなし!

…けれど、少しの不安が残るのも事実。
よく行く映画とは違って、飲み物もポップコーンもありません。
子どもたちが興味を持てなかった場合に、その場をつなぐものがないのです。
それでも、ダメだったら途中で席を立つ覚悟を決めて、でかけてみることにしました。
子どもとのおでかけは、すべてをクリアしようと思わないこと。
最後まで楽しめたらラッキー。これくらいのスタンスでいたほうが、気が楽ですね。

 

この日、演奏されたのは10曲。
子どももよく知っている曲を挟みながら、クラシック初心者でも一度は耳にしたことのある曲ばかり。
たてがみの乱れを気にしてはしょっちゅう整えているナルシストなインドライオンに、客席に向かって投げキッスばかりのナンパなスマトラトラ、こぶしを突き上げて強さをアピールする体育会系ホッキョクグマ…。
それぞれのキャラクターが見え隠れするのもおもしろく、音楽以外にも見どころはじゅうぶん。
演奏の合間に動物さんたちにみんなで呼びかけたり、動物さんたちのパフォーマンスがあったりと、子どもの興味を引きつける構成もさすがでした。

ところが、動物さんたちに呼びかけに年少の息子はノリノリなのに、小学1年生の娘は無言。
小学生にもなると、こういうノリは照れくさくなるのでしょうね。
それでも、演奏中は身じろぎもせずに視線はステージに釘づけ。生の演奏を味わっていたようです。
アンコールになると、「わたしもライオンとタッチしたい!」と、客席を回っていたライオンに向かって手を差し出しました。
きょうだいそろって、『音楽の絵本』の世界に最後まで引き込まれたようです。
それは、ほかの子どもたちも同じ。
会場には園児や未就園児も多くいましたが、騒ぎ出す子や途中で退席する子も見当たりませんでした。

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「うさぎが演奏するのがかわいかった」とか、「バクさんが寝てておかしかったね」とか、「遠くて疲れたけどまた行きたいね」などと、帰りの電車に揺られながら、親子3人でコンサートの話に花が咲きました。
わたしは澄ました顔をしながらも心の中では大興奮!
これはまた行かねばならぬと、公演スケジュールをチェック中です(できれば近場で…)。
親子で感動を共有できるコンサートは、クラシック好きなママにも、わたしのようなクラシック初心者のママにも、おすすめです!
 
 
(文:河野能子)

 

<親子のためのクラシックコンサート『音楽の絵本』>
ホームページ http://www.superkids.co.jp/ehon/index.html

ライタープロフィール

河野能子
7歳の女の子と4歳の男の子の母親。会社員時代、「好きなことを仕事にしたい! しかも、通勤せずに仕事がしたい!」と一念発起。転職して会社勤めのライターを経験したのち、めでたくフリーのライターに。念願はかなったものの、外出しないことによる女子力の低下が目下の悩みです。