
妊娠したときに思いませんでしたか?「街中で見かける妊婦さんって意外と多いな」と。
同じように、子どもが生まれたら、子連れのママにもつい目が行き、意外と子どもって身近にたくさんいるんだな、なんて思いませんか?
とはいえ、子どもができたからといっていきなりよその子連れに声をかけるのは難しいですよね
「ママ友」ができたきっかけを教えてもらいました。
「ママ友」ができた主なきっかけは?
1位 | 幼稚園・保育園 | 30% |
---|---|---|
2位 | ご近所 | 17% |
3位 | 子どもができる前からの知り合い | 9% |
4位 | 母親学級・育児学級 | 8% |
4位 | 児童館 | 8% |
6位 | 習い事 | 4% |
7位 | 公園 | 3% |
7位 | 産院 | 3% |
7位 | SNSやインターネット | 3% |
その他 | 12% |
一時は「公園デビュー」なんて言葉も注目されましたが、実際に公園遊びをきっかけにママ友ができたという回答はわずか3%でした。
「とりあえず外に出て、子育て情報の共有をしたかった」(2歳と1歳・女の子のママ)といったように、「ママ友」がほしいと思うママは、公園や児童館、親子カフェなどでそのきっかけづくりをしたようです。
ですが、最近の主流は子どもの入園がママ友づくりのきっかけになることが多いようで、「幼稚園・保育園」が1位に。
このなかでもタイプは分かれ、「保護者会終了後に我が家に呼んだ」(7歳・男の子のママ)と、ママ友を作ろうと積極的に働きかけたママもいれば、
「意識して作ったというより、行く先々でよく会い、話しをするなかで連絡先を交換したりした」(3歳・女の子のママ)と、自然の流れに任せたというママも。その割合は半々といったところでした。
「子ども同士が仲が良かったから」(7歳と1歳・女の子、5歳・男の子のママ)
子ども同士が仲良く遊ぶようになったことをきっかけに、ママ同士が仲良くなるということもあるようです。
「ママ友」というジャンルらしいきっかけですよね。
2位は「ご近所」
「同じ時期に引越ししてきたので、話しやすかった」(4歳・男の子のママ)
すでにコミュニティが完成しているところへ入っていくのは勇気がいりますが、みんなが同じタイミングというのは心強いものです。
けれど、新入りだったとしたら、頼りになるのは先輩ママ。
「隣の隣に赤ちゃんが生まれて、保育園情報を教えた」(7歳と5歳・男の子のママ)
生活圏の情報は、やっぱりご近所さんが詳しいもの。情報収集にもママ友は強い味方です。
「井戸端会議に、産院や病院はどこが良いか突撃して聞きました」(7歳・男の子、4歳・女の子のママ)
と、積極的に声をかけられる頼もしいママもいますが、それが難しいと感じるママもいますよね。
だったら、まずはあいさつからはじめてみては?
「普段のあいさつからちょっとした会話に発展したりして親しくなった」(4歳・女の子のママ)
顔を合わせる機会も多いご近所さん。あいさつくらいはしておいて損はないはずです。
ママ友を持つ先輩ママからのアドバイスもありました。
「急いで作ろうと思わないこと。お互いギブ&テイクの関係が保てる相手」(6歳・男の子のママ)
どちらかが大きい負担をかけるような関係はNG。
「お互い様」の範囲内で気持ちよくお付き合いできることが重要です。
子どもの成長とともに、かかわるママは増えてきますが、そこは焦らずに。
「子どもが二人いると、とにかくたくさんのママ友に出会うのですが、ぴん!とくる人に1年に1人出会えたらラッキー!な気持ちでいます。でも、幸い、わたしは人に恵まれ、たくさんのよき友がママになってから増えて、人生が豊かになりました。飾らず、素のママでいることがママ友との長続きのコツだと思います」(11歳と8歳・女の子のママ)
「仕事、育児に追われているのはお互い様。苦労がわかり、いろいろ相談できるので、心の支えです」(8歳と5歳・男の子、1歳・女の子のママ)
「ママ友」は、“あくまで子どもの友達のママであり、自分の友達ではないと思え”というのは有名な話ですが、同じ境遇にいるママ同士、友情が築けるのならこれほど心強い存在はないのかもしれません。
「ママ友」を超えて、ずっとお付き合いできる「友人」となる人が見つけられると素敵ですね。
(文:河野能子)