悩んで、試して、後悔して… 子育て世代のリアルなしつけ事情

shitukejijyo

記憶に新しい北海道の男児置き去り事件。「虐待だ!」という人もいたようですが「お父さんに同情してしまった」というのが子育て世代の本音ではないでしょうか。いずれにせよ、しつけに苦労されているご家庭は多いですよね。ときに自分のやり方が正しいのか迷うことも。他のママたちは、どんなしつけをしているのでしょうか?

子どものしつけのためにしたことがあるのは?(複数回答)

1位 ほめる 135票
2位 言い聞かせる 120票
3位 怒鳴る 94票
4位 叩く 60票
5位 無視 53票
6位 パパに任せる 51票
7位 罰を与える 27票
7位 追い出す 18票
7位 閉じ込める 15票
7位 置き去り 13票
※その他 7票

多かったのは「ほめる」と「言い聞かせる」。このふたつで済ませられたらママも苦労しませんよね。でも実際のところ、このふたつだけでしつけをできていると回答した家庭は少数派。「怒鳴る」「叩く」など、他のしつけをプラスしているという家庭が大多数を占めました。

では、第一子の年齢別にママたちの声を見ていきましょう。


【まだまだ赤ちゃんな0、1歳児】
この年齢で特徴的だったのは「ほめる」と「怒鳴る」の相反するふたつの選択肢です。
「なんでもできたら「すごいねー」「えらいネー」と ほめるようにしてたら、あいさつや片づけがきちんとできるようになってた」(1歳・女の子のママ)と、単純でかわいい年齢でもありますが、「怒鳴ってはいけないと思いつつ怒鳴ってしまうが子どもにはまったく効かない」(1歳・男の子のママ)と、怒っても効果が感じられないことも。
育児本などでは「子どもがダメなことをしたときは普段は出さない声のトーンで、表情も怖くして怒る。何度も同じようにしていたら、だんだんとしなくなったり、しても怒られたらすぐに止めるようになった」(1歳・男の子のママ)といった叱り方が効果的とされていますが、効果は子どもそれぞれです。

 

【自己主張の激しい2、3歳児】
この年齢で特徴的だったのは「無視」と「置き去り」です。物事の理解が進むとはいえ、自分の欲求を通すことが何よりも大切なお年頃。
「いくら待っても公園から帰らないと言うので、無視して先に帰ろうとした」(3歳・女の子のママ)
「スーパーでお菓子をたくさん欲しがったら置き去りにする」(2歳・女の子のママ)
「ありとあらゆることはしたつもりです」(3歳・女の子のママ)
と、どんな手を使っても反発され、ママの我慢が限界に達する年齢でもあります。ママの器が試され、成長させられる時期かもしれません。

 

【ルールへの理解が進む4歳児以上】
この年齢では「罰を与える」と「パパに任せる」が特徴的でした。
決まりを守ることの大切さを理解し始めるので、「妹とふざけながら食事をしていたときは、片づけることを事前通告して、それでもふざけていた際は片づけました。食べたいと号泣されましたが、1食抜いたぐらいではどうもならないと言いました」(4歳・男の子、3歳・女の子のママ)といった罰が効果を発揮することも。
ママをなめるようにもなるので、「ママが何度言ってもきかなくても、パパが言うと一回で聞く。なのでパパがいるときはパパに叱ってもらいます」(8歳・女の子、3歳・男の子のママ)とパパの出番が増えるようです。
賢くなる分、一筋縄ではいかなくなり「いろいろ試して何が効くか、手探り」(9歳・女の子のママ)といったご家庭が多かったです。

 

まぁそれにしても、しつけって大変ですよね。ものすごくパワーを必要とします。感情的にならないなんてムリな話! でも、子どものことを誰よりも愛し、誰よりも責任を感じ、誰よりも幸せな将来を願っているのは、ママです。そんなママが、心から子どもを想ってやっていることは、きっと間違ってはいません。がんばりましょう!

 

(文:戸谷 美帆)