「乳がん」はあなたにとって身近な病気?かかるはずない病気?

タレントの北斗晶さんが、乳がんであることを告白して、手術で乳房を全摘出したことはさまざまなところで話題になりました。
このことで改めて乳がんという病気について考えてみた人も多いのではないでしょうか。

国立がんセンターがん対策情報センターの資料によると、女性のがん罹患数の第一位は乳がんです。
また、乳がんは30歳代から増加をはじめ、40歳代後半から50歳代前半でピークを迎え、その後は次第に減少すると言われています。
ちょうど年代的に、子育て中のママたちが注意しなければいけないがんなのです。

そこで、ママたちにアンケートで乳がんについてどう考えているか聞いてみました。

乳がんについてどう考えていますか?

1位 関心は持った方がよい病気 69%
2位 自分にとって身近な病気 27%
3位 考えたことがない 2%
4位 自分がかかるはずない病気 1%

1位と2位を足すと96%、つまりほとんどのママが「関心は持った方がよい」さらには「自分にとって身近な病気」と考えていることがわかりました。

「関心は持った方がよい」と答えたママたちに理由を聞いてみると
「今回、北斗晶さんのブログを読ませていただき、私も遺伝家系ではないと思っていたが、そこで油断してはいけないと強く感じさせてもらった」(0歳・女の子のママ)など、
北斗さんの報道でいっそう関心を持ったという人が複数いました。

 

「友人でも30代で乳がんにかかり、手術をしている。食生活の変化により、乳がんの発症率も高くなってきているので、気をつけなければならない病気だと思う」(5歳・女の子のママ)という意見も。
「自分にとって身近な病気」と答えたママたちからは、「母が乳がんで亡くなった」(11歳・女の子と4歳・男の子のママ)と、家族や友人など親しい人が乳がんになった、乳がんで亡くなった人がいる、などの回答が複数寄せられていました。

さらには「良性だが繊維腺腫は見つかっており、過去に手術も受けているので」(3歳・男の子のママ)と、悪性ではないけれど検査で指摘を受けたことがあるというママや、「乳がんの恐ろしさをあまりわかっていなかったので、発見が遅れてしまったため」(6歳・男の子のママ)と自分自身の乳がん経験を教えてくれたママも。
もはやがんは、運の良し悪しではなく、だれもがかかるかもしれない病気。
自分には関係ない話としてとらえていてはいけないようですね。

ちなみに「考えたことがない」と回答してくれたママからは「まだ20代なので考えたことがない」(1歳・男の子のママ)などのコメントが寄せられていました。

 

さて、「関心を持った方がよい病気」と回答してくれたなかに「自分で検診できるから」(18歳・女の子、15歳・男の子、10歳・女の子のママ)
とコメントを寄せてくれたママがいたのですが、そのとおり、乳がんは唯一自分で発見できるがんと言われています。
乳房を自分で触ってみて、しこりなどの異常がないか確認することを「セルフチェック」と呼びます。
ママたちは自分で乳がんのセルフチェックをしたことがあるのでしょうか。

自分で乳がんのセルフチェックをしたことがありますか?

1位 ある 54%
2位 知っているがしたことはない 26%
3位 セルフチェックの方法を知らない 20%

半数以上のママはセルフチェックをしたことがあるという回答。
また、2位のセルフチェックを知っているという回答も合わせると、かなりのママたちが自分で発見できるがんであることを知っているということがわかりました。

セルフチェックをしたことがあると答えたママに「どのくらいの頻度でチェックしていますか?」と聞いてみたところ、「毎日」「2、3日に1回」「1週間に1回」から「2年に1回以上」まで、それぞれの頻度を挙げてくれましたが、「1ヵ月に1回」が一番目立っていました。セルフチェックの方法は、病院などで相談できるほか、インターネットでも調べることができます。

 

 

多くのママたちは乳がんに関心を持っている、あるいは自分に身近な病気だと考えており、半数以上のママたちがセルフチェックもしているということが分かった今回のアンケート。
以前に比べれば、がんの情報などもインターネットの発達で、入手しやすくなりました。
常に新しい、客観的な情報に触れておく姿勢は、病気の予防や早期発見につながるのではないでしょうか。

(文:薗美冬)

 

参考:国立がん研究センターがん対策情報センターhttp://www.ncc.go.jp/jp/cis/index.html