かわいいけれど、自己満足? 寝相アートに対するママの本音

すやすやと愛らしく眠る赤ちゃんの姿に、家にあるものでひと工夫して写真に残す「寝相アート」。
テレビや雑誌などのメディアで紹介されたり、SNSで目にしたりと、寝相アートは、ママたちの間ですっかりおなじみのものとなりましたが、実際にやってみたことのあるママはどのくらいいるのでしょうか。

お子さんの寝相アートをやったことがありますか?

1位 いいえ 63%
2位 はい 37%

そのままでもじゅうぶんにかわいらしい赤ちゃんをわざわざ特別に飾り立てる必要を感じない、興味がないというママが多く、約6割のママが寝相アートは未経験という結果でした。
そんななかでもいちばん多かったのは、寝相アートに抵抗を感じるという声。
「寝相アート、正直、キライです。赤ちゃんの時期は特に本人が不快ではないか、楽しめているか…で行動するように心がけているので寝ている赤ちゃんの周りにイロイロ並べて写真を撮ることに意義を感じません。なので、ママの自己満足だけじゃないのかな~と思います」(7歳・女の子、1歳・男の子のママ)
「子どもは寝ているときは放っておいてほしいはず!」(5歳・男の子、0歳・女の子のママ)
と、寝相アートはママの自己満足に過ぎないと感じるママが多いようです。

そこで、寝相アートをしたことのある約4割のママに、寝相アートをすることでママがいちばん感じているものを聞いてみたところ、「自己満足」と答えたママが48%で、ほかの「癒し」(19%)、「喜び」(17%)、「幸せ」(14%)という回答に大差をつけて1位という結果でした。

実際に、
「子どもが起きてしまい、じっとせず迷惑そうにしているから」(1歳・女の子のママ)
「SNSにアップするためだけに、寝相アートをやっていたから」(1歳・女の子のママ)
と、子どもではなくて、ママ自身の楽しみのためにやっているなと実感する場面もあるようです。

しかし、寝相アートはママたちの救いにもなっていました。
「育児は密室だから自分で発散しないとやりきれない」(13歳と7歳・男の子のママ)
赤ちゃんを抱えて制約の多い生活を送るママにとって、自宅で気軽に楽しめる寝相アートがあるからこそ、『孤育て』をがんばれたというママもいました。
「自分のイメージした世界観に幸せそうな子どもの寝顔を入れることでとても癒しになります」(3歳・女の子のママ)
自分のひらめきを愛するわが子で表現するということは、ママにとって癒しであり、喜びであり、幸せとなるのでしょう。

「寝相アートは子どもに残しておける宝物。ただの写真も素敵だけど、寝相アートをやるにあたって、準備も構想も子どものお世話をしながらやるので、思いどおりにはなかなかいかないもの。だけど、それがママとパパのやりがいにもなるし、記憶にも深く残ると思っています! いろんな寝相アートをつくり、思い出もエピソードも貯蓄していこうと思っています。いつか子どもにアルバム開いて、溜めに溜めたエピソードを話してあげるのが楽しみです!!」(0歳・男の子のママ)
寝相アートを撮影して満足するのではなく、成長した子どもに見せて話をしてあげることを目的にすると、ママの自己満足という引け目も払拭できるかもしれませんね。

 

最後に、ママたちに寝相アートの自信作を教えてもらいました。
「ハロウィンに箒で空を飛んでいるような写真をとりました。実際に飛ぶことはできないので楽しかったです」(4歳と2歳・男の子のママ)
「やたら長いリーゼントヘア。近くに室内用の子ども用バイクを置いて、なめ猫風にしてみた。生後2カ月なのに、一気に年齢不詳になった」(1歳・女の子のママ)
「空飛ぶ鯉のぼりでお空をお散歩。大きな鯉のぼりを作り、その上にまたがってるように寝させて、家や木を小さく作り、飛んでいるようにできた」(0歳・男の子のママ)
生後100日のお祝いやハーフバースデーなど、子どもの成長の節目になるときに撮影したり、干支をイメージしたアートを年賀状にしたりと、様々な楽しいアイデアが寄せられました。
寝顔を見ながら、どんな寝相アートに挑戦しようかとイメージを膨らませつつ、赤ちゃんとの生活を楽しめるといいですね。

(文:河野能子)