ワーキングマザーの働き方、バリバリ?それともゆるやかに?

バリバリと仕事をこなすキャリアウーマンを「バリキャリ」というのは耳にしたことがあるかもしれません。
加えて、自分の生活を大切にしながらゆるやかに働く「ゆるキャリ」という言葉もあるそうです。
今どきのママたちは、どんな姿勢で仕事に臨んでいるのでしょうか。
働くママたちにアンケートしてみました。

仕事をしているママに質問! “バリキャリ”と“ゆるキャリ”、あなたはどちらのタイプ?

1位 ゆるキャリタイプ 55%
2位 バリキャリとゆるキャリの間 37%
3位 バリキャリタイプ 8%


◇バリキャリは少数
「仕事が大好きだから。働いて社会とのつながりを持って、世の中に評価されていないとさみしい。
自分が夢中になれる世界は家庭以外にも必要」(0歳・男の子のママ)
「保育園に預けて、子どもに寂しい想いをさせて仕事する以上、中途半端はいけない」
(1歳・男の子のママ)

仕事への情熱を持ち、子どもを理由に仕事の手を抜くことはせず、昇進を目指して邁進!
バリキャリタイプだと自負するママたちのコメントからは、
仕事と向き合うきっぱりとした覚悟が感じられます。
このように、自らを「バリキャリ」と言い切るママはわずか8%。
どうやら、主流は「ゆるキャリ」のようです。

◇「ゆるキャリ」派も2タイプ?
ゆるキャリタイプに多いのは、「育児に重きをおきたいから」(5歳・女の子のママ)というもの。
仕事を持っていても、いちばん大切なのは子どもや家庭だと考えるママたちが多いようです。
また、もともとキャリアを積むことに興味がないというママも少なくありません。
「仕事は楽しくできるのが一番。バリバリとしたいとは思っていない」(0歳・女の子のママ)
「特に上を目指しているわけでもなく、自分のペースで仕事をこなす仕事が向いているから」
(6歳と1歳・男の子のママ)
仕事は、あくまでもお金を稼ぐ手段であり、キャリアを積むのが目的ではないようです。

また、ゆるキャリにはこんな利点もありました。
「子どもの体調や学校のスケジュールのために休みを取りやすい。
今の業務内容だと休みを取る前に引き継ぎやお願いさえしておけば特に問題はないが、
バリキャリだったらそうはいかないんだろうな」(7歳・女の子、0歳・男の子のママ)

◇思い悩むのは「バリキャリとゆるキャリの間」
自らを「ゆるキャリ」だと分析するママたちのコメントからは、育児を理由に思うように
働けないことは悩んでおらず、現状に満足しているような印象を受けます。
それが「バリキャリとゆるキャリの間」のママたちとなると、ジレンマを抱えることもあるようです。

「ホントはもっと働きたいのですが…」(7歳と2歳・女の子のママ)
「仕事も大切で好きだからがんばってバリバリ働くけれど、子どものことも大事に思うと、
その時々で力をどこで抜くか考えながらになる」(7歳・女の子、1歳・男の子のママ)
仕事だけに集中することが許されない、子育て中のママたち。
「管理職だが、保育園のお迎えの時間には間に合うようにできるだけ帰宅している」
(1歳・男の子のママ)
「元々、総合職入社し、出産後に子どもが小学生になる3月末までの期限付きで一般事務職になりました」
(3歳・男の子、1歳・女の子のママ)
出産を機に、働き方を変えてがんばっているママもいます。

また、いつかはバリキャリになりたいと希望するママたちも。
「保育園の送迎があるため時間内にできる仕事しかできないけれど、キャリアアップをしたいし、
仕事に対してのやる気がある」(0歳・男の子のママ)
「パートだけど勤務時間は正規の職員と変わらず、スキルアップする努力もしている」
(4歳・男の子、1歳・女の子のママ)

 

しかし、現状は厳しく「あまり仕事を任せてくれなくなった」(3歳・男の子のママ)
という声もありました。
産休、育休、時短勤務…。
働くママたちをサポートする制度は多くありますが、それでも子どもを育てながら働くのは大変なこと。
働きたくても、待機児童が多くて保育園に入れなかったり、子どもの病気で仕事を
休まなくてはならなかったり…。
思うように働けず、不本意ながらも出世コースから外れたマミートラックに陥ってしまうママも
少なくないことでしょう。
「バリキャリ」でいたいけれど、「ゆるキャリ」でしか働けない。
働く意欲があるママこそ、仕事と育児の両立はまだまだむずかしい問題であるようです。

 

 

(文:河野能子)