甘えん坊なのはどっち? 保育園育ちと幼稚園卒の違い

小学校入学前の子どもが通う保育園と幼稚園。
それぞれに特色がありますが、その違いで園を選ぶというよりは、ママが仕事をしていれば保育園、そうでなければ幼稚園、というような選び方をするのが現状ではないでしょうか。
それでも、育ち方に違いが出るものかどうか…というのは、やはりママだったら気になりますよね。
園を卒園して、小学生となった子どもを持つママたちに聞いてみました。

小学生ママに質問! 入学してから、保育園児と幼稚園児の差って感じた?

1位 感じた 54%
2位 感じない 46%

差を感じたママと感じなかったママで、ほぼ半々という結果に。

まずは、差を「感じない」と答えたママのコメントからご紹介しましょう。
「学校のどの子がどこ出身とかまったく知らないから」(7歳・男の子のママ)と、送り迎えが不要になる小学生にもなると、子どものクラスメイトや保護者と顔を合わせる機会も激減します。
保育園と幼稚園の違いを感じる以前に、そもそもクラスメイトがどんな子で、どの園の出身かを知る機会がないというのもうなずけます。
「考えたことすらない」(7歳・女の子のママ)と、差を「感じない」というより、「わからない」「考えたことがなかった」という回答が目立ちました。

同じ未就学児が通う場ではありますが、保育園と幼稚園では目的が違います。
保育園は保育の場、幼稚園は教育の場です。
こういった背景を踏まえて、答えてくれたママも。
「保育園卒だけど、算数もクラスで上位だったと言っていたし、字も上手だとほめられてるし、二者面談でも何も問題ないと言われたので差はないかと…」(8歳・女の子、4歳・男の子のママ)
「保育園卒。特化してる教育法を取っている園に通ってれば別だろうけど、普通の幼稚園と保育園では大差はないと思う」(9歳・男の子、4歳・女の子のママ)
幼稚園であっても保育園であっても、その園の方針によって保育内容は違ってくるので、「幼稚園だから」「保育園だから」とはひとくくりに言えないようです。
それでも、この違いはやはり大きなポイントでもあるようで、教育内容の違いから差を感じるというママも少なくありません。
「幼稚園卒は入学式から自分のもお友達のも名前が読めるけど、保育園卒はお友達のまで読める子が少ない」(13歳と10歳と4歳・女の子、9歳と7歳と2歳・男の子のママ)
「幼稚園ではかなりやらされた鍵盤ハーモニカを、保育園ではやっていない」(7歳・男の子のママ)

 

しかし、この差は心配するほどではないようです。
「保育園卒です。保育園在園中の時は差を感じてましたが、小学校に入りまったく差を感じなくなりました」(7歳と1歳・女の子、5歳・男の子のママ)
「できることがやはり違うと思う。けれど、子どもの成長は早いから勘のよい子ならすぐに追いつくし追い越せるから特に問題ないかとも思う」(7歳・女の子のママ)
といった声もあるように、小学生になってから解消できる程度のようです。

 

「保育園児はかなり元気。わんぱく。フレンドリーでした」(7歳と6歳と2歳・男の子のママ)
「保育園卒はガッツがある。物怖じしない。たくましいですね」(11歳と9歳・女の子のママ)
と語るのは幼稚園を卒園した子どもを持つママ。
保育園には乳児のころから通っている子どもも大勢います。
早いうちに社会に出て集団生活を送ってきたというアドバンテージは、幼稚園児のママから見ると大きいようです。
同じように違いを感じるという回答でも、こんなパターンもありました。
「幼稚園児のほうが甘えん坊な感じがした。恥ずかしくてモジモジしたり、泣く子が多いと思った」(9歳・女の子、1歳・男の子のママ)
「保育園の子は、寂しさかごそごそ系で甘えん坊な子が多いような」(7歳と6歳・男の子のママ)
『甘えん坊』というイメージがあるようですが、それぞれ答えたのは保育園卒のママと幼稚園卒のママ。
自分の子どもとタイプが異なり、さらに保育園卒と幼稚園卒という違いがあれば、その理由を卒園した園の違いに結びつけてしまうのかもしれませんね。
だからなのか、「落ち着きがある」、「しっかりしている」といった性質の違いに関しては、保育園児、幼稚園児ともに挙げられました。
子どもの個性や性格に「保育園卒」「幼稚園卒」のフィルターを通して見るからこそ、無用な差を作り出していることもありそうですね。

 

子どもたちの人生はまだ始まったばかり。
入学までは違う環境で育ってきたとしても、今はもう同じ教室で机を並べている友達同士です。
ママが心配しなくても、これから切磋琢磨して互いに成長していくことでしょう。

(文:河野能子)